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家具の素材辞典(2)
 
木材の種類

パイン材

日本語でいうと「松の木」。柔らかな木目と材質を持ち、櫛が多いのが特徴で、ベルメゾンでは、カントリー調の家具などにもよく利用されます。原産地によって、それぞれ特徴が異なる材木。

アルダー材

ヨーロッパでは広く崇められた聖樹の一種で、「神聖な木材」と言われるアルダー材。やや軽軟な素材で、その加工性の良さから、家具のみならず、楽器用や彫刻材として広く用いられています。

ウォルナット(胡桃)材

木目の表情が柔かく味わい深い印象のウォルナット。チーク、マホガニーと並ぶ、世界三大銘木のひとつの高級材です。ダークブラウンのプリント紙柄としてもよく使われる人気の樹脂です。

桐材

樹木の中で最も軽い材木のひとつ。色白の美しい木肌を持ち、木材の伸縮性が低く、高精度な造りが可能なため、熱や湿度を通しにくいと言われることが多く、タンスや貴重品箱などに重宝されています。

楠(クスノキ)材

やや粗い肌目や、防虫効果があるといわれる樟脳のすがすがしい香りが特徴。日本の国産材で社寺の建築や内装材、彫刻欄間、仏壇など幅広く用いられています。

タモ(アッシュ)材

堅く、建材にも使われるタモ材。家具の素材としては柾目の突板の美しさを生かしたものが多く、その繊細さが、従来より日本人好みと言われています。


ヒノキ材

針葉樹の中では、比較的耐水性に優れるヒノキ材。加工しやすく、ヒノキ特有の香りも一般的に好まれており、リラクゼーション効果があると言われています。美しい光沢も魅力です。保存性にも優れていて、世界最古の木造建築物の法隆寺もヒノキ造りのひとつです。

ナラ(オーク)材

タモ材と木目は似ていますが、僅かに粗く、虎斑と呼ばれる灰褐色の点線のような模様があります。材は堅く、建材や枕木、ウイスキーなど洋酒用の樽材としても重宝されます。

チーク

天然のロウ状の成分を持ち、耐久性・耐水性が高いチーク材。使うほどに材面の色の深みが増し、落ち着いた雰囲気をかもし出します。世界三大銘木のひとつですが、伐採禁止になっているところが多く、入手が難しくなっています。

シナ材

色味が白っぽいベージュで、角度によってはとても光沢があります。木目が目立ちにくく繊細で美しく、適度な高級感もあり、好き嫌いが少ない材料です。鏡やフレームの枠材や、室内装飾、引出しの底板に使われます。

ブナ(ビーチ)材

繊細な木目で、割れにくい性質を備えたブナ材。ヨーロッパや北欧では人気の材料で曲木のイスや集成材として使われます。テーブル天板の突板材としても人気があります。

メープル(楓)材

北米で古くから家具に使用されてきたメープル。明るい色合いの中にきらきらと杢が光り、自然な色むらも美しい材木です。

スギ材
幹の外回り・辺材と幹の中心・心材は性質が異なり、一般的な樹木よりも境目が明らか。軟らかく軽いのが特徴で、ガーデニングやベランダ用家具によく使用されます。

ブラックチェリー
淡いピンクをまとった落ち着いた色合いで、ウォルナット同様、やわらかい板目が特徴です。使い込むほどに徐々に飴色に変化する高級材です。

ニレ材
ナラ、タモなどと並ぶ落葉広葉樹のひとつです。タモに比べると木目がやや粗々しくなるため、その味わいを生かしたブラウン系~ダーク系の色目に塗装されることが多いです。家具以外に、建材、枕木などにも使われ、素材に粘りがあるため、曲げ木の材料としてもよく使われます。

バーチ(樺)材
部分的にキラリと光る放射杢を持つバーチ。主に家具材やドアなどの建具材に使われています。桜を連想させる淡い色彩の木目から、樺桜とも呼ばれています。

フィリピンマホガニー
マホガニーは、特に欧米で高評価を得ている、世界三大銘木のひとつ。ただし、原産地での乱伐による保護観点から、現在は全ての種がワシントン条約により取引制限されています。ベルメゾンでは、東南アジアで植栽された外見が類似している材を、「フィリピンマホガニー」と表示しています。

ラバーウッド
ラバーウッドとはゴムの木で、これまで植林後天然ゴムを採取し終わった材料を、二次利用したものです。成長が早いため、計画的植林が可能で、環境負荷が少ないのが特徴です。加工性と強度に優れ、低コストなことから、テーブル等の脚ものから箱物の前板など幅広く利用されています。

ゼブラウッド
家具のほか、楽器にも使われるゼブラウッド。木目に入った濃褐色の縞杢(しまもく)が特徴的ですが、高価なため、家具ではプリント紙などで使われることが多くなっています。

木目の特長



1.板目【いため】
丸太の中心からずらして挽き、年輪が平行ではなく山形やたけのこ形の木目として表れたものを板目と言います。板目は木目が個性的で、たとえ一本の木でも、同じ物がありません。ウォルナットやアルダー材など、限られた材料で特徴を出すのに使われることが一般的です。

2.柾目【まさめ】
丸太の中心にむかって挽くと得られる年輪が平行な木目のこと。樹齢数約百年の天然木の柾目は、非常に落ち着いた雰囲気を醸し出すと言われています。一般的に、日本人によく好まれ、ナラやタモ材を使用した家具で多く使われます。

塗装・仕上げ
塗装の比較
種類/特徴 硬度 耐久性 耐水性 対候性
ラッカー塗装
ウレタン樹脂塗装
オイルステイン仕上げ × × ×
ポリエステル樹脂塗装
UV塗装
エナメル塗装

<木材の塗装・仕上げ>

●ラッカー塗装
家具で最も一般的に用いられる塗装で、表面がなめらかで柔らかい光沢を放ちます。ウレタン樹脂塗装と比べると強度は劣りますが、日常的なキズや汚れは防ぐので、木の質感と使いやすさを両立できるメリットがあり、作業性の良さから、安価に仕上げることも可能です。デンマークのユーズド家具などでも、一般的に使われている塗装です。

●ウレタン樹脂塗装
合成樹脂の一種であるウレタン樹脂の塗料を使った、ポピュラーな塗装。キズや汚れがつきにくく、耐熱性、耐水性にも優れています。「つやあり」から「つや消し」まで対応でき、高級家具や、耐久性や強度が求められるテーブルの天板などに使われています。

●オイルステイン仕上げ
天然乾性油に若干の樹脂や着色剤等を入れて家具の表面から浸透させ、木が本来持つ木肌感や、風合いをそのままに生かす仕上げで、家庭でのメンテナンスが容易です。塗模を作らない仕上げのため、シミなどが付きやすく使用時の注意が必要です。

●ポリエステル樹脂塗装
ピアノなどにも使われており、ツヤのある美しい仕上がりが特徴。耐候性や耐薬品性にも優れていますが、衝撃に弱く、キズがつきやすいというデメリットも。

●UV塗装
従来のウレタン塗装等と比較して高級と言われ、透明感と光沢度の高さが特徴で、鏡面仕上になるのでホワイト系のキッチン家具でよく使われます。塗膜硬度が硬く、耐磨耗性、耐薬品性、耐溶剤性等が従来の塗装よりはるかに優れます。塗料の硬化後、無臭な為、塗料独特の臭いもありません。表面は滑らかで、木質感は少ない仕上げ。

●エナメル塗装
ワニスと顔料とを混合した塗料の総称で、不透明塗料のこと。UV塗装よりも、塗膜硬度は少ない塗装です。装膜の見た目もきれいで、UV塗装と比べると価格を安価に抑えられるため、モダン系のリビング家具、キッチン家具で重宝されています。

<スチールの塗装・仕上げ>

●クロムメッキ

「メッキ(鍍金)」とは、防錆、酸化防止、塗飾などの目的で、金属などの材料表面に薄い金属の反膜をかぶせる表面処理、もしくはその方法を指します。「クロムメッキ」は、中でも特に装飾目的でぴかぴかの光沢感を出したものになります。

●エポキシ樹脂(粉体塗装)
一般的なスチール塗装のひとつで、エポキシ基をもつ合成樹脂で、接着性が極めて強力なもので、耐熱性・耐磨耗性・耐薬品性・耐水性・耐温性に優れています。高性能・多機能樹脂塗装として広汎な用途に利用されていて、ガーデン(軒下)商材で使用されるハンマートーン仕上げや、アンティーク風にざらっと仕上げたサンド塗装なども、この塗装の種類のひとつです。
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